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人生って、「非生産」なコトで楽しくなる。

最近のACは生ぬるい!今見ても鳥肌が立つトラウマ公共広告CM10選

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[2016年4月18日 更新]

2014年に公開したこちらの記事。2016年4月のいま、急にアクセスが伸びてきて驚いてます。
その原因は…先日起きた熊本地震により、テレビCMが一斉にAC化したのが原因のようですね…。

痛ましい災害が起きると、どこからともなく大量発生するACのCM。最近は比較的明るめのCMが増えましたが、つい5年前は、今見てもトラウマ級のCMが全国に流れていました。

しかし、それらのCMで語られるテーマは日本社会にとって大切なことばかり。今回はあらためて、ACのCMについて、過去の作品を振り返りつつ考えてみたいと思います。

 

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そもそもなぜ、ACのCMは流れるのか。

最初に、ACってどんな団体なのかをおさらい。

「公益社団法人 ACジャパン」は、1971年に設立された団体。放送局・出版社など多くの企業が、会員として参加し、ACの活動をサポートしています。

「民間の力で、少しでも世の中のお役にたつ活動をしたい」と1971年に産声を上げたACジャパン。
設立当初は114の会員社でスタートしたものが、現在では1000社を超える規模にまで成長しています。
2009年には、社団法人公共広告機構から社団法人ACジャパンへと名称も変更し、2011年には活動の公益性も認められ、公益社団法人ACジャパンとしてさらなる活動を続けています。
ACジャパン 公式ホームページより

ACのCMは、1日に1度は必ずテレビで放送されています。さらには各出版社の雑誌広告としても、毎月どこかしらの雑誌に登場するとか。

これは会員である放送局・出版社とAC側との取り決めで、放送回数や掲載回数が決まっているようです。

また、CM枠の買い手(スポンサー)が付かなかったときや、さまざまな事情でスポンサーCMが放送できなくなったときにも、ACのCMが放送されます。

とくに早朝や深夜など、スポンサーに人気がない時間帯のCMは、ACのCMが放送される確率が高いです。ド深夜にACが連続で放送される…なんてこともよくあります。

大きな災害のとき、民放テレビの臨時ニュースが放送されますよね。その合間にも決まった枠のCMは放送されるんですが、多くのスポンサーは災害直後のCM放送は敬遠します。悲惨なニュースが流れている合間に、明るいCMが流れることでのクレームを避けたいわけです。TPOをわきまえる、という意味でもあります。

というわけで、放送されるはずだったCMのほとんどは差し替えられ、代わりにACのCMが放送されます。なので連続してACのCM…という事態が起きるわけです。

今回の地震でも、テレビではやっぱり、ACのCMが乱発されてましたね…。これはこれでトラウマになるので、避けた方がいいとも思うのですが。

昔はもっとコワかった…。時代とともにキバが抜けたマナーCM。

(ここから2014年当時の記事です。テンションが前段とはまるで違いますが、ご容赦ください…。)

そう、生ぬるいんですよ最近のACのCM。
私は30代前半ですが、こどもの頃は見るだけで不安になるCMがやたら多かった。
夜中テレビをみててACに遭遇したときとか、急いでチャンネル変えてたよね。ねっ。

というわけで、「ぽぽぽぽーん!」が有名になるよりもっと昔の
トラウマ級AC作品を集めてみました。

言ってることは正しいのに、見るだけでヘコむ恐怖のCMたち。
夜中にひとりで見ると、後ろをふり返るのすら怖くなりますよ。。

『消える砂の像」 2003年

はい、のっけから爆弾きました~。
ACのオハコ、「ナレーション無し」モノの名作です。

親子の形をした砂の像が、波にさらわれてくずれおちる…。
それだけの映像なのに異様にコワい。
そして音楽の陰湿なかんじがさらにコワい。

温暖化がテーマの広告なんですが、そのメッセージが吹き飛ぶようなインパクトがあります。

『覚せい剤撲滅キャンペーン』 1999年

これも「ナレーション無し」モノの名作。
岩崎宏美のアメージング・グレースが脳天にひびきます。。
90年代の覚せい剤撲滅CMシリーズはとにかくトラウマものが多かったなぁ。

『WATER MAN』 1996年

なんか日米合作のCMだったらしいですが、
当時ではハイクオリティなCG技術をつかって
こんな後味わるいCMつくって流すとか、すごい時代だよね。

水をキレイにしないと、そのツケが人間に返ってくるのがシッカリ伝わります。

『ジコ虫、増えてます!』 1999年

ACではアニメーションを使ったCMも多いのですが
この『ジコ虫』シリーズに出てくる虫は、コミカルを通りこして気色わるい。
やたら無機質な声のナレーションも気味がわるいんですよね。

『あなたが大切だ』 2005年

栗山千明さんが、こちらを15秒ほど見つめてくるCM。
その表情をずっと見てると、あちら側に連れ去られていくような
しずかな恐怖感を感じます。

ただ、モノローグで語られるコトバは説得力がある。自殺撲滅がテーマの作品。

『Reduce, Reuse, Recycle』 2007年

ここでちょっとだけ和み系CMを。
PerfumeがヒットするきっかけになったCMと言っても過言ではないでしょう。
ゴミが踊ってるのは、それはそれで違和感だけどね。

『チャイルドファザー・チャイルドマザー』 2009年

内容が批判をあびて放送中止にまでなった、いわくつきCM。
もちろん映像も、安心のトラウマ仕様。
今考えると、たしかに子育てに必死のパパママに対しては失礼な中身だと思う。

パパまで……。

『あなたのマナーを見てください』 2002年

のっけからOLの顔がコワすぎるでしょ。
そしてラストのOLが振り向いたときの顔がまたコワい…。
CMつくった会社は完全に恐怖訴求の確信犯ですね。

『あよね』

KING OF トラウマソング。
2ちゃんとか色々なところで「伝説」化されている、かなり古いCM。

アフリカのワクチン支援がテーマなんだけど
そのBGMがあまりにトラウマで、今では歌い出しの「あ~よ~ね~♪」で名が通ってます。

 

ふぅー、とりあえずこんなもんですかね。

ただ、誤解の無いよう言っておきますが
私はこれらのCMを嫌ってるワケではありません。

むしろ、昔のACのCMはセンセーショナルな作品が多くて
(=トラウマにつながる訳だけども)
エッジが効いてる良いCMも沢山あったなーと思うのですよ。

最近のACのCMって、まぁクレーマー対策なんだろうけど
当たり障りがないというか、キレイ事を並べるCMが多くて、
そんなんじゃ伝えたいメッセージの1ミリも届いてこないよ、と言いたいのです。

 

時代だよね。テレビの規制とかクレーマー増大とかが、マナー広告弱体化の背景にあるわけだ。
でも昔のACを知ってる自分としては、
やっぱり年に1、2作品はトラウマ級のインパクトを残す作品に出てきてほしいなぁ。

それではラストに、昨今のACの代名詞とも言えるこの作品でお別れです。

これも震災思い出すトラウマCMになっちゃうなぁ。。